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「フィジカルe-Sportsの可能性と模索
-xR技術とスポーツの未来を考える」
講師:安本匡佑
拓殖大学
理工学総合研究所 主催公開講座
2019年 6月8日(土)
概 要
最近xR(VR/AR/MR)やe-Sportsという言葉を聞く機会が増えてきました。
xRはエンターテインメントだけでなく、医療や職業訓練など幅広い分野で用いられ始めていますが、その多くがHMDを中心としたものです。
そこでHMDを使わずにいかにして同等以上の体験を実現するか、xRの本質を探り、e-Sportsの現状を踏まえながら、より身体的なものとしてのフィジカルe-Sportsの可能性を模索し、実際にデモを交えながら様々なテクノロジーを使ったスポーツの未来について考えてみましょう。
Demo
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VAIR Fieldの使用例[イメージ]
xR技術を用いて フィジカルe-Sportsを実現した多人数対戦システムVAIR Field
空間共有とマルチプレイ
VAIR Fieldは、全てのデバイスの位置を認識し、空間を共有しています。プレイヤがいる場所にVAIRデバイスを向けると、デバイスに取り付けたスマートフォンのディスプレイにプレイヤのアバターが表示されます。これにより実際のサバゲーのように対戦相手に狙いをつけて撃ち合うことができます。最大13人まで同時にプレイすることができ、チームで対戦するスタイルが基本ですが、複数プレイヤが協力してNPCと対戦することも可能です。
銃型VAIRデバイス[その1]
銃型のVAIRデバイスは、viveコントローラを使用したものの他にvive trackerを利用した2種類があります。弾倉を交換できる仕様になっており、リロードの際は実際に弾倉を交換する必要があります。システムは、どの弾倉が装着されているのかをデバイスごとに認識しているため、弾の種類や残弾を管理するだけでなく、撃った際の反動機構のデバイスごとに区別することが可能です。
銃型VAIRデバイス[その2]
デバイスの先端部にはレバーがあり、プレイヤはプレイ中に連射と単発のモードを切り替えることができます。また、スマートフォンの取り付け部分は可動式になっているため、ソフトさえインストールしていればどのスマートフォン端末でもプレイすることができます。
弓型VAIRデバイス
弓型のVAIRデバイスは、銃型に比べて、重くて取り回しも難しいです。しかし、本物のアーチェリーのリムを使用しており、プレイヤは本物同様の衝撃、振動、狙いなどの射撃感を味わうことができます。システムは、弦の引き量に応じてかかる負荷を計算しているため、VR空間内で発射される矢の飛距離や方向をプレイヤは弦の引き具合で調整することができます。
ポスター
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